2018年1月発売の「DG-STK4」の実機レビューを紹介します。

 DG-STK3より高性能で、DG-STK4Dよりは性能が低いという微妙な立ち位置のスペックですが、実際に使ってみてどうだったのか、詳しくお伝えします!(メーカーからの貸出機)

使ってみた感想と評価

 半日使い倒した感想を紹介します。

動作感はどうなの?

まず気になるのは動作感ですが、これはスペック通りという感じで「DG-STK3以上DG-STK4D未満」です。

 上位機種であるDG-STK4Dは動画再生はもちろん、軽いネットサーフィンも問題なく出来るレベルの動作感で私はとても良いなと感じました。それに対し今回レビューするDG-STK4は、ネットサーフィンは「出来なくはない」ものの、少々もたつくなあという印象です。

DG-STK3までいくとカクカクするので、それと比べるとDG-STK4はやや「マシ」ですが、日常的にネットサーフィンをするには適さないですね。

 ただ、動画再生についてはHD画質でも途中で止まることは無く、最後までちゃんと再生できます。ゆっくり長時間同じ動画を再生し続ける、という使い方であればDG-STK4で充分でしょう。

 ちなみに、ストレージの空き容量はほぼ初期状態で17.3GBでした。

ストレージの初期残量は17.3GB

冷却ファンの実力

 わずか9mm!という薄型でありながら、ちゃんと冷却ファンを搭載しています。

 冷却ファンを搭載していない初期のスティックPC(MS-NH1とか)は30分も使えば本体が熱くなり、それに伴って目に見えて動作が低下していました。使い物にならないレベルです。

 DG-STK4は冷却ファンがあるおかげで、暖房の効いた部屋で6時間連続で動画を再生し続けても本体がほんのり温かくなる程度で、処理能力も安定していました。熱対策に関しては全く問題無いでしょう。ファンの回転数については、私が見ていた限りでは起動直後からずっと一定でした。

起動直後からのファンの音

ファンの音については、高音域の音が混ざるので使う場所、人によっては気になるかもしれません。人が多い場所では全く気にならないと思いますが、エアコンの付いていない静かな部屋では気になる人もいるかもしれません。

 スティックPCのファンは径が小さいので、ファンのノイズは頭が痛い問題です。かといってファンを無くすと熱で使い物にならないし・・

消費電力

 Windowsタブレットと同じような構成なので、デスクトップPCとは比べ物にならない低消費電力を実現しています。アイドリング時で4W程度、動画再生をしても6W前後なのでLED電球と同じくらいです。

 6時間にわたりYoutubeで動画再生を続けた結果、消費電力量は0.03kWhでした(平均5W換算になる) 24時間連続で使っても、電気代はわずか3.12円です(26円/kWhで試算)

ボールペンと並べてもこの小ささ

写真

本体

外箱 カステラの半カットくらいの大きさです
本体側面 microSDスロットと電源用のmicroUSB差込口
反対側の側面 フル規格のUSB端子が2つ(内1つはUSB3.0)
なぜかストラップホールも付いている
使用に必要な各種ケーブルを接続してみた

同梱物

・ACアダプター(コード長 約115cm:コード脱着不可)
・HDMI延長ケーブル(コード長 約10cm)
・紙の取説

 ACアダプターの出力は3000mAとなっており、私の記憶では従来のスティックPCと比べて大きいです(2000mAが一般的だったような)

純正ACアダプター