国内の産業振興や、あるいはセキュリティを考えて国産のミニPCを選びたいという声は少なくありません。この記事では「日本製」のミニPCを紹介します。
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国内組み立てモデルの一覧
日本国内で組み立てられているミニPCを、ブランドごとに紹介します。
ツクモ
秋葉原で老舗のPC屋さんです。現在はヤマダデンキの一ブランドとなっています。BTOのパソコンはすべて国内工場で組み立てをおこなっており、Made in Japanとなっています。
コストパフォーマンスに優れたミニPCのラインナップがあります。
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マウスコンピューター
「マウス マウス パソコンマウス」というテレビCMでおなじみのマウスコンピューターは、長野県内に3つの工場をかまえており、ミニPCをふくめPCの組み立てを行っています(スティックPCは中国製だった) 親会社のMCJは東証に上場しています。
Mouse CAシリーズをはじめ、大手メーカーのPCと比べても劣らないスタイリッシュなデザインのPCが多いメーカーです。私も13年以上にわたり愛用しており、このサイトもMouse CAシリーズ(上の写真のミニPC)で作成しています。
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サイコム
1999年に埼玉県草加市で創業、現在は埼玉県八潮市に本社と工場を持つBTOのPCメーカーです。
3DゲームもプレイできるハイスペックなミニPCを販売しています。
フロンティア
ツクモと同じくヤマダ電機子会社のPCメーカーで、生産は国内(山口県)で行っています。
MDシリーズはミニPCとしてコスパに優れ、おすすめできる内容です。
富士通
パソコン事業自体は中国レノボの傘下となっていますが、今も島根県の工場でパソコンの国内生産を続けています。
ミニPCとしてはESPRIMO WD1という機種があります。ミニPCとしてはやや大きめ・重い本体(レンガのように重くて驚く)ですが、光学ドライブをオプション選択することも可能です。
国内組み立てPCはメリットがたくさん。
外国製通信機器へのセキュリティリスクへの懸念が高まる中、日本製のPCやスマホにも注目が集まっています。
国内製造はそうした懸念が無いというメリットだけではなく、輸送に掛かる時間が少なく済むことで「納期が短い」というメリットもあります。
中国などで組み立てているメーカーの場合、注文から10日以上掛かる場合もありますが、国内組み立てのメーカーはその半分程度の納期で済むことが多いです。
国内で、人の手で組み立てられたミニPCを選んでみてはいかがでしょうか。