一般的に、パソコンを処分する時は製造メーカーに回収してもらうことになっています。家庭用PCは購入時にリサイクル料金が徴収され、「PCリサイクルマーク」が本体に貼り付けられます。会社などで使う事業用のPCは処分時にリサイクル料金を支払うことになっていますが、どちらにせよ処分するにはお金がかかるということです。では、スティックPCはどうなんでしょうか?

一般のゴミと一緒に捨ててOK

スティックPCは、基本的には一般のゴミと一緒に捨てて大丈夫です。

パソコンだけどパソコンとは違う

 一般的なデスクトップやノートタイプのPCでは、購入した時点で「PCリサイクルマーク」が添付されている(個人向けのみ)ため、メーカーや販売店が無償で処分してくれます。


PCリサイクルのシール

 ですがスティックPCの場合、PCリサイクルマーク付きで売られていることはまずありません。なぜなら、小型家電リサイクル法では1Kg未満の機体がリサイクル対象とされていないからです。従って、スティックPCをわざわざリサイクルに出す必要はなく通常の家庭ゴミとして処分してOKです。

タブレットも実は・・

 ちなみに、同じくリサイクル対象外のタブレットでは、ごく一部の機種でメーカーの自主的な判断によって「リサイクルマーク」を付けて販売されています。

例えばAppleのiPadやMicrosoftのSurfaceの一部モデルがそうです。しかし、現状では多くの機種が「リサイクルマーク」無しで販売されており、リサイクルされずにゴミとして処分されているようです。

タブレットもリサイクル対象外

個人情報の管理は厳重に

 世の中には、他人の出したゴミを漁る人間もいます。使い終わったスティックPCをがそうした連中の手に渡ってしまったら、何をされるかわかりません。

Windows10では、ログイン時にパスワードによるロックで保護して使っている人がほとんどだと思います。そうやってパスワードがかかっていれば一先ず安心ですが念のため、見られて困るデータを消去するとか、念には念を入れて「完全消去ソフト」を使ってデータを復元できない状態にした上で、処分することをおすすめします。

少なくとも、袋の外から見えないように、新聞紙などでくるんでから捨てましょう。