2021年9月22日に発売されたヤマダ電機のPCブランド「ツクモ」から発売されたNC3J-A211/T。そのメリット・デメリットを解説します。

ツクモNC3J-A211/Tのとは

基本スペック

OSWIndows10 Home
CPUCore i3-1115G4
メモリー8GB
ストレージSSD 500GB
価格75800円

メモリーやストレージは注文時に変更が可能です。

ツクモNC3J-A211/Tの利点・メリット

ミニPCの中でも小さい(手のひらサイズ)

NC3J-A211/TはミニPCの中でも特に小さいです。手のひらよりもやや大きいですが、片手に乗るほどのサイズです。

VESAマウントにも対応しており、多くのPCのモニターやVESA対応のテレビの背面に取り付けることも可能です。PC本体に取られるスペースを実質ゼロにすることが出来ます。

PCとして「ちゃんと」快適に使える性能

搭載しているCPUはCore i3-1115G4。CPUの性能を示すPassmarkテストのスコアは6477と、家庭用あるいは動画編集やヘビーなEXCELを編集しない業務用PCとして必要十分な性能です。

メモリーも標準で8GBと、余裕のあるスペックです。

私はつい最近まで同程度のスペックのPCを5年にわたり使い、このサイトの作成などを行ってきましたが、ネットサーフィンやメールといった一般家庭での使用でフリーズすることは無く、快適に使うことが出来ていました。Photoshopなどやや重いソフトもちゃんと動きます。

最新のUSB TypeCを搭載

NC3J-A211/Tの利点として、最新のUSB TypeCを搭載している点が挙げられます。

映像出力可能なThunderbolt3に準拠したポートもあり、今後スタンダードになっていくであろう「接続方法」にも対応しています。

他のミニPCでは映像出力に対応したUSB TypeCポートを搭載していないものが多いため、一歩進んでいます。

ツクモNC3J-A211/Tの欠点・デメリット

「コスパ」は他のミニPCより悪い

NC3J-A211/T が搭載しているCPUは、デスクトップPC用ではなく主にノートPCなどで使われるCPUです。消費電力を抑えていることで、処理性能は下がります。

性能あたりの価格は、デスクトップPC用のCPUを採用しているものが優れます。その点、 NC3J-A211/Tは他のミニPCと比較してコスパに劣ると言えますが、とはいえ家電量販店に並んでいる大手メーカー製のPCと比べるとコスパは決して悪くはないです。

ツクモNC3J-A211/Tに向いている使い方

とにかく省スペース性を重視する

一般的なミニPCよりも更に小さなPCが良い、小ささを追究しつつPCとしてちゃんと使えるものが欲しいという人におすすめです。