マウスコンピューターが2021年1月に販売を開始したミニPC「Mouse CT6」を、自分のメインPCとして購入したのでこれまでレビューしてきた20機種以上のミニPCとも比較しながら詳細な実機レビューをお届けします。

写真

まずはMouse CT6を写真で紹介します。

梱包

ミニPCなので、梱包からして小さいです。

修理などにそなえて外箱を保管する人も多いと思います。Mouse CT6の本体はとても小さいので、普段のネット通販で届く「そのへんにある」段ボール箱さえあればすぐに宅配便で送れるので、箱を保管しておく必要性は低いと言えますし、箱を保管する場合も邪魔になりにくいと感じます。

今回はマウスとキーボード(いずれも無料)をナシで注文しましたが、それらと同じサイズとみられる段ボールが代わりに詰められていました。本体は取説の下に隠れている段ボール箱です。

付属品

本体と取説のほか、ACアダプターと電源ケーブル、VESAマウントブラケット、縦置き用のスタンドが付属しています。VESAマウントブラケットは有料オプション扱いになっているミニPCが多いですが、Mouse CT6では無料で付いてきます。VESAの取り付けにはプラスドライバーが必要です(縦置きスタンドはドライバー不要)

ACアダプターも昔のPCのような「レンガ」のような大きさ・重量ではないので、本体と合わせて持ち運びも可能なサイズ感です。

本体

赤色のラインのアクセントがあしらわれた本体デザイン。

本体前面には電源ボタン、USB端子4つとUSB-typeC、そしてSDカードスロットが配されている。

四隅にはゴム足が取り付けられており、スタンドを使わず横置きも可能。

左からD-sub、HDMI、USB端子2つ、LAN、電源、イヤフォンジャック、マイク端子と盗難防止のセキュリティホール。映像出力端子が2つあるので、デュアルディスプレイも可能です。私は実際にデュアルディスプレイで使用していますが、サクサク使えています。

使用感

メインPCとして4日間使用して感じた感想をまとめます。

動作感

17インチモニターに接続したようす

AMD Ryzen 5 4500U(passmarkベンチ11245)、メモリー16GBという構成ですがネットサーフィンからしてサックサク動きます。「なんじゃこりゃ」というくらい、爆速で非常に快適です。ネットサーフィン程度の使用で不満を感じる場面は絶対にないと言えます。

また、これまで使っていたPC(Core i5-6600、メモリー8GB)ではフリーズすることが多かった、2.36MBあるEXCELデータも全くフリーズせず編集出来るようになりました。重いEXCELの編集も難なくこなせます。

小さな本体ですが、大きなデスクトップPCと遜色無いかむしろ並のPCより高性能です。一般家庭での一般的な使用にはこれから先5年後も快適に使えるスペックです。

ベンチマークテストの結果(ドラクエXベンチ)

ドラクエXのベンチマークソフトでスコアを確認しました。

解像度画質評価スコア
1280 x 720標準すごく快適13931
1280 x 720最高すごく快適12607

いずれも、「すごく快適」という評価でした。別の3Dゲームをプレイしてみましたが、ぬるぬると動くので感動します。当機種はゲーミングPCではありませんが、内蔵GPUが比較的高性能なので3Dゲームもプレイできうる性能を有しています。2時間程度、3Dゲームを連続で起動させましたがGPUの温度は67度まで上がって安定していました。

大きさ・サイズ感

本体はDVDケース1~2枚重ねた程度のサイズ感です。ボールペンと比べるとその小ささがよく分かると思います。

直前まで5年ほど使用した一般的なデスクトップPC(ミニタワー)と比べると一目瞭然の小ささ。これまでPC本体を床の上に置いていましたが、Mouse CT6は卓上に置いています。電源を入れるときや、USB・SDカードの抜き差しも楽になりました。

付属のVESAマウントブラケットを使えば、液晶モニターの背面に取り付けることも可能。パソコン本体に取られるスペースを実質ゼロにすることができます(私はモニターアームにVESAの取り付け穴を使ってしまっているため、モニター背面への取り付けは断念しました)

冷却ファンの音・静音性

モニターの排熱の影響は受けにくそう

使ってみて唯一「気になった点」を最後に紹介します。

当機種は、私がこれまで実機レビューを行ってきたミニPC20機種以上の中でも冷却ファンの音が「最も大きい」といえます。家庭用の扇風機(直径27~30cm)を「中」で運転した時よりも大きな音が時おり聞こえます。ファンの速度は可変的なので常に大きな音がするわけではありませんが、負荷が掛かると大きな音が出ます(静かな時は静か) インターネットの世界から情報を吸い上げているような音がします。2004年のVaioノートPCでも、もう少し静かだったと思います。本体をモニター背面に取り付け、あるいは床の上に置くのがおすすめです。

実機で録音したファンの音はこちら

音は大きいですが、音質が悪くない点はせめてもの救いと言えます。過去にレビューしたミニPCの中にはモーターの不快な高音・低音域が混ざっているものもありましたが、当機種はシンプルに風の音が大きいだけなので、長時間静かな部屋で使っても疲れるような音ではないと感じます。

この強力なファンのおかげで、温度は安定しています。ネットサーフィンやサイトの編集作業程度なら数時間やり続けてもGPUの温度は50度前後、3Dゲームを起動しても67度程度が上限かなという感じです。

価格・購入

本体は6万円台から。快適に使うならメモリーは最低8GB、16GB以上を推奨します。