デスクトップPCが大きくて邪魔だ、と不満を覚えているあなたにおすすめしたいのがミニPCです。面積を9割削減しながらも、大きなデスクトップPCと同等にサクサク使える次世代のPCの特徴を紹介します。なお、このサイトもミニPC(マウスCAシリーズ)を使用して作成しています。

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パソコンを邪魔に感じたらミニPCを買うべき理由

本体が圧倒的に小さい スペースを9割削減!

サイズ面積
デスクトップPC433×490×365mm2,121.7 cm²
ミニPC(マウスCAシリーズ73×153×219mm
(スタンド装着時)
111.69 cm²

ミニPCは従来のデスクトップPCと比較して、圧倒的に小さなパソコンです。

一般的なデスクトップPCの「面積」は2,121.7 cm²であるのに対し、ミニPCは立てるためのスタンド部も含めて111.69 cm²(マウスCAシリーズの場合)と、必要なスペースが約94%も少ないです。高さもデスクトップPCが36cmであるのに対し、ミニPCは22cmと低く圧迫感も少ないです。

机の上に置いても邪魔にならない大きさですし、それだけでなく多くの液晶モニターが対応している「VESAマウント」を使うことで、モニターの背面に取り付けることも可能です(専用の金具と、プラスドライバーで簡単に取り付け可能) モニター背面に取り付けることで、PC本体に必要なスペースは実質ほぼゼロになります。

パソコンデスクをより「広く」使えることで、書類を読み書きしながらの作業も捗ります。

また、昨今は住宅価格が高騰しています。東京都心の70平米・1億円のマンションにデスクトップPC(平米換算で0.21217 m²)を置いた場合、デスクトップPCを置くスペースの価値は約3万円です。ミニPCでは3000円以下で済みます。

デスクトップPCと処理性能は「同等」

高度な映像処理を必要とする3Dゲームをプレイしなければ、ミニPCはデスクトップPCと「同等」に使うことが出来ます。実際、このサイトも直近3年以上はミニPCを使用して作成しており、PhotoshopやEXCEL、動画編集ソフトも快適に動作しています。

ミニPCが搭載しているCPUは、一般的なデスクトップPCもしくはノートPCと同じです。一部、タブレットPCで使われるCPUを搭載している安価なミニPCもありますが、基本的にデスクトップPCやノートPCで使われているCPUがそのまま使われています。

小さいからといって性能が低いわけではありません。私はデュアルモニターでミニPCを使っています。

ミニPCの弱点は?

本体価格がやや高くなる

デスクトップPCと比較して、ミニPCは同程度の性能同士で比較した場合にやや高くなる傾向があります。価格を比較します(いずれも記事執筆時点での情報)

ミニPC
マウスCA
デスクトップPC
マウスMH-I3U01
CPU/
ベンチスコア
Ryzen5 7530U
16057
Core i3-14100
15086
メモリー16GB16GB
ストレージ500GB/SSD500GB/SSD
本体価格129,800円119,900円

同じメーカー、同等性能のPCで比較すると約8%高い結果となりました。

とはいえ必ず高くなるわけではありません。ヤマダ電機系のツクモのミニPCとデスクトップPCを比較します。

ミニPC
MS5J-C241
デスクトップPC
RM5J-B241
CPU/
ベンチスコア
Core i5-14400
26606
Core i5-14400
26606
メモリー8GB8GB
ストレージ500GB/SSD500GB/SSD
本体価格106,800円106,800円

ツクモではミニPCとデスクトップPCは同等の価格です。

小さいからといって安く買えることは基本的に無く、むしろ小さくするために本体価格が高くなる傾向があると言えます。

ゲーミング用途には向かない

GPUによる高度な映像処理を必要とするゲーミング用途には、ミニPCは向きません。

ミニPCは本体が小さいため、グラフィックボードを内蔵することが出来ず、原則としてCPUに内蔵されたGPUで映像処理を行います。最近はCPU内蔵GPUの性能も向上しており、ヘビーでないゲームであれば快適にプレイできるミニPCもありますが、ゲーミング用途は「苦手」と言えます。

「ふつうのパソコン」としては問題無く使えるものの、グラフィックボードによる高度な映像処理を必要とする作業には向かないと言えます。

ミニPCの比較はこちらから

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実機レビューも交えながら、国内外のメーカーのミニPCを見やすい一覧比較表で比較できます。初心者向けにおすすめの機種も紹介しているので参考にしてください。