大学生のPCとしてミニPCはおすすめできるのか、メリット・デメリットを整理しながら解説していきます。
関連記事:超小型PCの比較表
大学生にミニPCが良いと言える点・メリット
場所を取らない
ミニPCはパソコン本体がとても小さく、机の上に置いてもスペースを取りません。特に一人暮らしの場合、首都圏や京阪神地域では部屋が狭いことが多いです。私も京都市内で一人暮らしをしていた時に7畳の部屋で暮らしていましたが、4.5畳という部屋で暮らしている後輩もいました。4.5畳ワンルームの家でデスクトップPCを置く余裕は無いでしょう。
狭い部屋にピッタリなのがミニPCです。
値段が安い
大学生にも人気が高いMacbookやSurfaceと比べて、ミニPCは価格が安いです。モニターを別途購入しても、12万円である程度高性能なものが手に入ります。12万円ではMacbookは購入出来ません。
ミニPCはマウスコンピューターやツクモ(ヤマダ電機子会社)といった、家電量販店ではあまり見かけないPCメーカーが販売していることが多いです。
これはある大手ネット広告代理店の人から直接聞いた話ですが、PCのメーカーは家電量販店との取り決めがあり、自社の直販サイトであっても自由に価格を決定することが出来ないようです。家電量販店での販売価格よりも割り引いた価格で自社直販サイトで販売すると、家電量販店に対して違約金が発生してしまうとのことです。
そういった商慣習があるため、家電量販店での販売が多い有名ブランドは価格が高止まりしやすいため、家電量販店で購入するPCよりもメーカー直販サイトで購入するミニPCの方が割安になっていると言えます。
大きな画面で使える
ミニPCは大きなモニターと接続することが出来ます。使い勝手はデスクトップPCと同じです。
ノートPCと比べて画面が大幅に大きいので、例えば資料を開きながらWordでレポートを作成するといったことが、一画面で出来ます。ノートPCではこれが出来ません。資料を開いて、一旦閉じて、Wordを開くという動作がノートPCでは生じます。
オンライン授業も大きな画面で受けられた方が板書なども見やすいだけでなく、集中できます。
関連記事:超小型PCの比較表
大学生にはミニPCは向かないと言える点
持ち運びがしづらい
ミニPCは画面が小さなPCですが、ノートPCと比べると持ち運びがしづらいことは間違いありません。
大学によってはHDMIなどで自由に接続できるモニターを設置している場合があると思います。そのような環境があれば、ミニPCは本体とACアダプター、マウスとキーボードだけカバンに入れて持っていけば使うことができるので、ノートPCと同等かそれよりも荷物を軽くすることが出来ます。
とはいえモニターが無ければ外出先で使うことが出来ない点は欠点と言えるでしょう。
例えば私(文系)は卒論を5人のグループで執筆しましたが、卒論の準備のために集まって話し合いをする際にノートPCがあった方が便利でした。一部の大学・学科を除いて、ノートPCを持ち歩いている学生はそれほど多くはありませんが、ノートPCを持ち歩けた方がそうした場面では便利なのは間違いないです。
結論は
メインPCはミニPC、必要になったらノートPCを買い足すのが理想
自宅に置いておくメインPCは、ミニPCが理想的です。価格に対して性能(CPUの処理能力など)が高い、高性能なPCを買うことが出来ます。また、ノートPCと比べて画面も大きいので、レポート課題の作成やオンライン授業、就活のオンライン面接なども快適に出来ます。
ゼミなどでノートPCが必要になったら、そのタイミングで14インチ前後のノートPCかタブレットPCを買い足すというのがおすすめです。
4年間1台で済ますならノートPCがおすすめ
お金に余裕が無い、4年間同じPCで全てを済ませたいという場合はミニPCではなくノートPCがおすすめです。将来的にゼミなどでPCを持ち出す必要が出てきた時にも対応できますし、もちろん自宅でも使うことが出来ます。
14インチか15インチ台で検討するのがおすすめです。13インチは自宅で使うには画面が小さすぎます。逆に、15.6インチのPCを日常的に持ち歩くのは正直少し大変という感じです。
「基本自宅、たまに外」なら15.6インチ、「日常的に持ち歩く」のであれば14インチがおすすめです。私は自宅ではミニPCを使い、外出先では14インチのノートPCを使っていますが、14インチは持ち歩きしやすいサイズ感で気に入っています(13インチ台も以前使っていたが、画面が小さすぎた)
ノートPCも同様に、マウスコンピューターやフロンティア(ヤマダ電機系)などのメーカーのものが安いのでおすすめです。
関連記事:超小型PCの比較表