インテルのベアボーンキット「NUC NUC6I7KYK」をドスパラが組み立てて販売しているもので、箱から出すだけですぐ使えるようになっています。
超小型PCとしては「最高峰」と言える構成で、3Dゲームのプレイにも耐えうるハイスペックマシンとなっています。
今回はドスパラから実機をお借りすることができたので、詳しくレビューしたいと思います。
追記 当機種は現在は販売終了となっています。超小型PCでゲームをプレイするのであれば、mini Regulus AR5がおすすめです。
動作感・使用感
まずは使ってみて感じた感想を紹介します。
静音性は・・
小型PCは冷却ファンの径が小さかったり、風の通り道も狭いためファンの音がうるさく感じる機種もあります。
NUC-S7については、簡単なネットサーフィンや動画鑑賞程度の低負荷時はまあ「うるさくはない」レベルだと感じました。ディスプレイ一体型PCや、一昔前のノートPCと同じくらいでしょうか。
一方、高負荷時はやや音が大きめです。不快に感じるような音質ではないことが救いですが、風の音が耳にしっかり届きます。静かなPCをお求めの方はドスパラのmini Magnateがおすすめです(こちらはとても静か)
動作感・ベンチマークテスト
超小型PCのジャンルでは最高峰のCore i7-6770HQを搭載しているので、とてもハイスペックです。「ゲーミングPC」とも言える構成で、3Dゲームをプレイするにも耐えうる性能を誇っています。
実際にネットサーフィンや動画鑑賞をしてみると、サクサク動きます。この程度のライトな使い方にはオーバースペックですね。
ドラゴンクエスト X ベンチマークスコア | |
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標準画質 1280×720 | 11854(すごく快適) |
最高画質 1920×1080 | 8314(とても快適)) |
ドラクエも問題なくプレイできます。
省スペース性
男性用のハンドバッグよりも小さいです。7インチタブレットに厚みをもたせたような感じのサイズ感です。
ディスプレイの台座の横にでも置いても場所を取りませんし、VESAマウントでディスプレイ背面に設置可能なのでまさに「究極の省スペースPC」です。このスペックでこのサイズは素晴らしいと思います。
拡張性はノートPC級
USB端子は合計4つなので、デスクトップPCと比べるとやや少ないです。
映像端子はHDMI、Mini DisplayPort 、DisplayPort Type-Cの3つをそなえているのでマルチディスプレイもOKですが、欲を言えばDVI-DやD-sub、フル規格のDisplayPortが使えると、これまで使ってきたケーブル類がそのまま使えたのになあというのが超個人的な感想です。
消費電力
ワットチェッカーで消費電力を計測してみました。
シチュエーション | 消費電力 |
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高負荷時 | MAX 80Wくらい |
Youtube 1440P動画再生 | 20W台前半 |
アイドリング時 | 21W程度 |
NUC-S7が搭載しているCore i7 6770HQはハイエンドのノートPCやディスプレイ一体型PCで使われるCPUであるため、一般のデスクトップPCと比べるとやや低消費電力かもしれません。
参考までに、25Wで24時間稼働すると電気代は1日あたり15.6円(26円/kWhで計算)となります。
外観
付属品・外箱など
購入・価格
2019年現在、販売終了となっています。