ドスパラから2016年10月13日に発売されたペットボトルサイズの超小型PCを紹介します。従来のPCには無かった、部屋のインテリアと調和するデザインを取り入れ、更にライトユーザーの実用に耐えうる性能を実現した注目機種です。今回はドスパラ様から実機をお借りすることが出来たので、2日間使ってみました。
使ってみた感想
リビングに合うデザイン
これまでのPCには無かった、リビングに置いても違和感が無い感じに仕上がっています。スティックPCならテレビの裏に本体を隠すことが出来ますが、DG-CANPCはテレビの横に置いてもインテリアとして映えるのではないでしょうか。
省スペース性
一般的なパソコンと比較すると圧倒的に小さいと言えます。本体の大きさは冒頭でも紹介したように、500mlペットボトルと同等。高さはペットボトルよりも小さいくらいです。部屋に置いておいても邪魔にならないでしょう。
動作感
一昔前のノートPCと同じくらいのレベルです。
最新のサクサク動くPCと比べるとやや見劣りしますが、ネットサーフィンや動画鑑賞くらいならまず問題なく使えます。ライトユーザーなら日常使いできるレベルだと思いました。
動画鑑賞についても、HD画質なら全く問題なく再生出来ました。
ストレージ
32GBのeMMCを搭載しています。OSなどに容量を取られてしまうため、初期状態でも空き容量は17.5GB程度でした。
ネットサーフィンや動画鑑賞程度なら特に気にすることは無いと思いますが、画像や音楽、動画などを少しでも保存する予定がある人はmicroSDカードを用意した方がいいです。文章データくらいならOneDrive(Microsoftのクラウドストレージサービス)でも充分でしょう。
冷却ファンの音がちょっと・・
冷却用のファンの音が残念な感じでした。
起動直後は「ちょっとうるさいけど、これくらいならまあいいかな・・」という感じでしたが、しばらく使って温度が上昇してくると不快な高音が耳に届くようになりました。「キーン」という音を通り越して「ピーーー」という感じの、耳鳴りのような音です。
今回は32Vの液晶テレビに接続して使ってみたのですが、2m離れて動画を再生してもファンの音が少し気になりました(ピーという音は音声でかき消される) 私だけがそう感じるのかと思ったのですが、同居している家族(私と違って音には寛容)も「ちょっとうるさいね」と言っていたので、多くの人が同じように感じるのではないかと思います。