AndroidのスティックPCです。Androidモデルの中では頭一つ飛び抜けたハイスペックなモデルで、値段もその分すこし高めです(Windowsモデルよりは安い) 怪しいメーカーの怪しい商品に見えますが、日本語の表示・入力ともに全く問題無いですし、google Playにも対応しているのでアプリも追加できます。以下くわしく紹介していきます。
いいところ
使ってみて良いと感じた部分を解説します
ストレスレスでサクサク動く
他のAndroidスティックPCと比べると、ワンランク上のCPUを搭載しています。そのおかげで、ネットサーフィンや動画鑑賞くらいならストレスなく使えますね。アプリをアップデート中でも、フリーズすることなくネットサーフィンを続けることができました。最新スマホと同等、という程ではありませんが2013~4年頃のスマホと同じレベルの性能です。
冷却ファン不要?
冷却ファンが無いので、熱暴走が心配だという人も多いでしょう。MK903Vの本体は金属製で、放熱性が高いです。そのおかげか、室温25℃の部屋で長時間にわたって動画を再生し続けても動作は安定していました。Androidは軽いOSということもあると思いますが、WindowsスティックPCよりも本体の温度は大分低く感じます。これなら夏場でも大丈夫だと思います。
外付けアンテナ
Windowsモデルも含めて、スティックPCでは「Wifiの弱さ」がしばしば指摘されています。電波の感度が悪いという声が多いです。MK903Vではアンテナを外に出すことで、WiFiの感度を高めています。実際、受信状態は総じて良好です。速度の方は18Mbps程度と、有線LAN接続のPCの25Mbpsよりは劣りますが、問題ない速さです。
気になるところ
不満に感じた部分などを紹介します。
慣れるまでは操作に違和感
Android搭載なので、今まで慣れ親しんだWindowsとは使い勝手が少し異なります。また、タッチパネル操作ではなくマウスとキーボードを使うので、スマホやタブレットとも少し違いますね。普段スマホを使う時に指先でしている操作を、マウスでするだけなので慣れれば問題ありません。
ただ、Windowsのように複数のウィンドウを並べて表示することが出来ないのは不便です。アプリが全画面で立ち上がるので、例えばブラウザを立ち上げながらメモ帳アプリに入力する、といった「複数作業同時進行」ではWindowsに軍配が上がります。ネットサーフィンをするだけ、動画を観るだけ、といった使い方なら問題はありませんが。
日本語入力
日本語入力自体は問題なく出来ます。普段使っているAndroidのスマホやタブレットと同じクオリティです。ただ、キーボードによる入力の仕方が一部、日本のものと異なります。例えば「半角/全角」キーを押すと「`」が出たり、「@」キーは日本のキーボードだと「P」の右にありますが、「@」と入力するにはその一段上あたりのキーを押す必要があります。Google Playから日本語106/109キーボードレイアウトというアプリをインストールすると、この問題は解決出来るようです。
Youtubeで高画質再生できない
Youtubeアプリ、ブラウザで試してみましたが、フルHD画質で動画を再生することが出来ませんでした。最高は720pです。720pあれば、32インチの液晶テレビでも充分動画鑑賞を楽しめますが、WindowsのスティックPCでは1080p再生出来るので、この点はちょっと残念ですね・・
こちらでこの問題の解決策が紹介されていますが、設定を色々と変更しなければならないので、ハードルがかなり高いです。
電源ボタンがない!
驚いたことに電源ボタンがありません。マウス操作で電源をオフに出来ますが、その後いつの間にか勝手に起動してます。使わない時は電源をオフにした後、電源ケーブルを抜くかスイッチ付きの電源タップ(100円ショップでも購入可)を使う必要があります。
外観など
同梱物
本体
購入・価格
Amazonで購入できます。私の購入時の価格は12500円