ストレージが大容量で、大量のデータを保管できるミニPC(超小型PC)を紹介します。
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ミニPCの弱点は「ストレージ」
本題に入る前に、ミニPCの弱点を説明しなくてはなりません。
ミニPCは通常のデスクトップを、大きさだけそのまま小さくしただけなので、基本的には「大きさデスクトップPC」と何ら変わらないものと言えます。
ただし、ストレージ(記憶媒体)に関しては弱点と言える部分もあります。
多くのデスクトップPCの場合、ストレージを2つ搭載できます。OSをインストールする1つ目は高速なSSD、データを保管しておく2つ目は安価なHDDを選択する人が多いのではないでしょうか。
一方、ミニPCではこの「2つ目」のストレージを搭載できないものが少なくありません。その分、保存できるデータ容量に制約が出てしまうという事実があります。
ストレージが大容量なミニPCの一覧
ミニPCながらも、大容量のデータ保存が可能なモデルもあります。以下、紹介します。
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Mouse CAシリーズ
Cドライブは標準で256GB~、最大1TBのSSDを搭載。またDドライブは512GBのSSDか、1TBのHDDを追加可能です。
他のミニPCの場合、DドライブでHDDを選択できない場合が少なくありませんが、Mouse CAシリーズはHDDを選択出来るので、より多くのデータを安価に保存したい人に最適なミニPCと言えます。私自身、DドライブはHDDが望ましいと考えていたので、普段遣いのPCとしてこのMouse CAシリーズを愛用しています(このサイトも当機種で制作)
Ryzen5 5500U(Passmarkスコア13181)を搭載しており、ネットサーフィンはサクサク過ぎるくらいに快適。軽めの3Dゲームも快適にプレイ出来ますし、動画編集などにも十分対応出来るスペックです。
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サイコム Radiant SPX2800X300A
メインのストレージは標準構成で500GBのSSDと大容量で、このメインのストレージも4TBまで注文時に増強が可能です
それに加え増設HDDとして2TBまでのHDDもしくは4TBまでのSSDを搭載可能なので、一般的なデスクトップPCと遜色ない大容量のストレージを搭載可能です。HDDを選択できるのはコスパの面で優れています。
- Ryzen 7 PRO 5700G(Passmarkスコア24566)
- Ryzen 5 PRO 5600G(同19892)
上記のCPUを選択可能で、動画編集など重めの作業や、重くない3Dゲームのプレイにも対応できるPCです。一般家庭でのネットサーフィン用途にはかなりオーバースペックとも言えますが、サクサク快適に使えるPCです。
ツクモ MSシリーズ
ヤマダ電機系のPC屋さんのミニPCです。
メインのストレージと増設のストレージでそれぞれ2TBまで、合計4TBまで増やせるのでデスクトップPCと同程度の容量を得られます。ただしDドライブもSSDしか選べないので、コスパでは劣ります。
性能は過剰でなくてもよい、という一般家庭や一般事務用途に最適なIntel Core i3を選択可能です。このCPUでも、一般的な用途では十分快適にサクサク動きます(5年先を見据えても問題無し) 価格的にもお手頃です。
CPUは以下の3種類。
- i3-14100(Passmarkスコア15391)
- i5-14400(同26606)
- i7-14700(同47055)
レノボ ThinkCentre M75s Small
メインで最大2TBのSSD、増設で1TBのHDDを搭載可能です。
一般家庭での使用におすすめできるAMD Ryzen 3 PRO 5350G(Passmarkスコア13448)を選択できます。工場が海外にあり、注文から届くまでに1~3週間時間が掛かる点はデメリットと言えますが、国内メーカーよりも価格がやや安いです。