ミニPCはデスクトップPCと同じように使えるのに、どうして本体が小さいのか。その理由を解説します。
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ミニPCの小ささの秘密
デスクトップPCの中身は「スカスカ」

一般的なサイズのデスクトップPCはミニPCと比べて体積が10倍以上と大きいですが、実は中身は意外とスカスカだったりします。ゲーミングPCではグラフィックボードなどが入る関係である程度詰まっていますが、一般的な家庭用用途・事務用用途のPCは本体内部に空きスペースが多く存在しています。
ミニPCではそうした空きスペースが生まれないよう、効率的に設計されていることで本体を小さくすることが出来ています。その分、グラフィックボードを追加する余地が無いなど拡張性の部分ではデスクトップPCに劣るものの、超高性能な用途を求めないのであればミニPCは「無駄がない」と言えます。
ノートPCの技術を流用

ミニPCではノートPCで使われる低電圧版CPUを採用しているものが少なくありません(デスクトップPC用を使用しているものも多い) そのことからも分かるとおり、ノートPCの技術を一部流用しています。私がメインPCとして使用しているマウスコンピューターCAシリーズ(このサイトも当機種で制作中)はまさに低電圧版CPUを搭載していますが、どこかノートPCがちらつく雰囲気があります。
ノートPCはキーボードの下にCPUやメモリー、ストレージや冷却ファン、そしてバッテリーなどの主要部品を組み込んでいます。ミニPCはバッテリーと液晶画面が必要無い分、ノートPCよりもコンパクト・軽量につくることができます。
ノートPC向けの低電圧版CPUは発熱も少ないため、冷却ファンを小さくできるメリットもあります。
光学ディスクドライブが無い
ほとんどのミニPCには光学ディスクドライブがありません。光学ディスクドライブを内蔵しているミニPCは富士通くらいでしか見たことがありません。
光学ディスクドライブがあるだけでも、CDの直径12cmプラスアルファの本体サイズが必要となります。厚さも最低でも3cm以上は必要でしょう。ミニPCは光学ディスクドライブを廃することで、小ささを実現していると言えます。
私は2007年からパソコンのセキュリティソフトのレビューサイトを運営し、累計5万本のセキュリティソフトを販売しました。2010年頃まではセキュリティソフトも光学ディスクでの販売が主流でしたが、2010年以降に一気にダウンロード販売へと移行していきました。ある時期から店頭販売パッケージの中にDVDディスクではなくダウンロード用のURLが書かれた紙が入っていました。
現在はソフトウェアもダウンロード販売が主流となっており、光学ディスクドライブの必要性が低下していることも、ミニPCが普及する要因の一つとなっています。
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小さくてもノートPC以上の性能!

ミニPCは小さいから性能が低いと思われがちですが、家庭用(ヘビーなゲームをしない)や事務用に快適に使える性能を持っています。多くのミニPCは平均的なノートPC以上の性能があり、家庭やオフィス用途にちゃんと使えます。私自身、メインPCとしてミニPC(マウスコンピューターCAシリーズ 上写真右)を2021年から使用し、このサイトもミニPCで制作中です。
各社製品は以下の記事で簡単に比較できます。
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おまけ:箱も小さい

ミニPCは本体の箱も小さいです。修理や中古での売却にそなえて外箱を保管する方も多いと思いますが、このサイズなら家が広くなくても保管しやすいです。







