当サイトで人気を二分するマウスCAシリーズとツクモMSシリーズ。両方とも購入した経験がある私が、実際に使った感想をふまえて比較します。

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マウスCAシリーズとツクモMSシリーズの比較

2台とも購入し、マウスCAは自宅用に(このサイトもマウスCAで作成)、ツクモMSシリーズは実家用に使っている私が解説します。

大きさ

写真で見ると一目瞭然ですが、厚みが全く違います。本体のサイズは明らかにマウスCAシリーズの方が小さいです。

サイズ
マウスCA28*150*194ミリ
ツクモMS80*155*155ミリ

マウスCAシリーズはDVDケースを2枚くらい重ねたような大きさであるのに対し、ツクモMSシリーズはCDケースを7~8枚重ねたようなサイズ感です。ツクモMSシリーズでもPCとしてはかなり小さいですが、マウスCAシリーズの方がよりコンパクトです。

更に付け加えると、ACアダプターのサイズもマウスCAシリーズの方が2周りくらい小さくて軽いです。同じ場所に定置するのであれば両機種とも気にするほどの差は無いですが、持ち運びも考えるのであれば断然マウスCAシリーズがおすすめです。

静音性

圧倒的にツクモMSシリーズの方が静かです。

ツクモMSシリーズは窓を閉め切った室内で使っても無音に近く、かなり静かです。一方マウスCAシリーズはネットサーフィン程度の使用であればわずかなファンの音(それでもツクモMSシリーズと比較すると音は聞こえる)が耳に届く程度ですが、例えばYoutubeで動画を再生するなど負荷が少し掛かるとやや大きいファンの音が耳に届きます。

最近のノートPCや一般的なデスクトップPCと比較しても、マウスCAシリーズのファン音は大きいです。私は目覚まし時計の秒針の音さえ気になって眠れなくなるほど音に過敏ですが、それでも3年にわたりマウスCAをメインPCとして使い続けることが出来ています。音は大きいものの、イヤな音質ではないのがせめてもの救いです。

性能

選ぶ構成(CPUやメモリー)によって変わる部分がありますが、価格対性能で考えるとツクモMSシリーズの方が性能が高いです。

ツクモMSシリーズはデスクトップPC用のCPUを採用しているのに対し、マウスCAシリーズはノートPCやモニター一体型PCなどで使われる低電圧版のCPU(型番の末尾がU)を採用しています。低電圧版は消費電力が少ないメリットがあるものの、処理性能がどうしても低くなります。

拡張性

これも本体が大きいツクモMSシリーズの方に軍配が上がります。

USB端子の数に大きな差は無いので、ふつうに使う分には差はほぼ無いと言えます。しかし映像出力端子がツクモMSシリーズの方が充実しています。

映像出力
マウスCAHDMI / D-Sub
ツクモMSHDMI / D-Sub
DisplayPort / USB TypeC

ツクモMSシリーズにはマウスCAシリーズには無いDisplayPortとUSB TypeC(映像出力)を備えています。

私はマウスCAシリーズをデュアルモニターで使っており、マウスCAでもデュアルモニターで使うことが出来るので多くの場合、この点でも差は無く使うことが出来ますが、ツクモMSの方がより多く、幅広い端子に対応しています。3画面以上で使うならツクモMSを選ぶしかないです。2画面までならどちらでも大丈夫です。

コスパ

「小ささ」を追求しないのであれば、ツクモMSシリーズの方がお買い得です。前述のとおり性能あたりの価格が安いので、その点で「お買い得」ということになります。

一方、マウスCAシリーズはミニPCの中でもコンパクトなので、「小ささ」をより重視するのであれば魅力点な選択肢と言えます。私自身もメインPCとして3年以上にわたりメインPCとして使っているので、決してコスパに劣るわけではありません。

ご購入

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