「すごく小さいんだろう」ということは名前から伝わってきますが、どんなものなのか今ひとつ理解しにくいと思います。ここでは、そんな「超小型PC」をわかりやすく説明します。

「大きなPC」との違いは

まずは「大きなPC」と何が違うのか、分かりやすく解説します。

CDケース5枚分の大きさ

超小型PC(ミニPC)はその名の通り小さい

 その名の通り、すごく小さいです。CDケース(シングル盤)を5枚重ねてみてください。小さい機種は、だいたいそれくらいの大きさです。体積は通常のデスクトップPCの約20分の1以下。重さは約700gと、デスクトップPCの10分の1程度です。

 ノートパソコンと比べると確かに場所を取るかもしれませんが、モニターの台座の横に置いて机を広く使ったり、あるいはモニターやテレビの裏に取り付けて使用することも可能です。 (参考:超小型PC/ミニPCの使い方

超小型PCはモニター背面に取り付けられる
モニターや液晶テレビの背面に取り付けも可能

大きさ以外は「大きなPC」と同じ

実は違うのは大きさだけで、それ以外は大きなPCと何ら変わりありません。

使い方はデスクトップPC

 使い方はデスクトップPCと同じです。

机の上に置いても邪魔にならない

 超小型PC本体にモニターとマウス、キーボードと電源ケーブルを接続することで、PCとして使えるようになります。ノートPCよりは煩雑に感じるかもしれませんが、初心者の人でも5~10分もあればセッティング出来るでしょう。

 画面を複数接続してデュアルディスプレイ、トリプルディスプレイで使うことも可能です。拡張性の面ではデスクトップPCと遜色ありません。

中身はタブレット~デスクトップ級まで

 中身はピンからキリまで多種多様です。

 ローエンドのモデルはWindowsタブレットのユニットを流用しているので、「タブレット相当」ですが、一方でゲーミングPCと同等の性能を有するハイスペックなモデルもあります。

 ノートPC用の部材(CPUなど)を使ったものが多いですが、デスクトップPC用のものを使った超小型PCもあり、性能・コスパでデスクトップPCと「同等」の機種もあります。

 ロースペックからハイスペックから幅広いラインナップがあるので、自分の使い方に合ったモデルを選んでください。

関連記事:超小型PC(ミニPC)のスペック比較表