昨今、爆発的に普及が進む生成AI。文章作成や調べ物の支援、画像生成や動画生成まで数多くの生成AIが登場しています。そんな生成AIを「ちゃんと」使えるミニPCはどれか、実際に毎日様々な生成AIを活用している私が紹介します。

ChatGPT・Gemini・Perplexity

これらの生成AIはウェブ上で処理を行うため使用するPCの性能に依存しません。使用するPCのスペックは最低限のものでかまいません。ブラウザを操作することができれば、問題なく使うことが出来ます。

私も2021年に購入したPassmarkスコア約10000、メモリー16GBのミニPC(マウスCAシリーズ)でChatGPTとGeminiを毎日使っていますが、問題なくサクサク使うことが出来ています。

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Copilot +

Copilot + はマイクロソフトが認証したCPUを搭載したミニPCが対応しています。対応しているPCはミニPCでも続々と増えているので、以下の記事を参考にしてください。

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画像生成AI(Stable Diffusionなど)

私も過去にこのサイトの制作にも使用しているマウスCAシリーズでStable Diffusionを使い画像生成していたことがありますが、1枚生成するのに約20分掛かる有り様でした。グラボを搭載していない一般的なミニPCで画像生成は「難しい」と言えます。

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画像生成を行うのであれば、最低限グラボ搭載のモデルが必須です。とはいえミニPCで「グラボ内蔵」はかなり珍しく、あっても画像生成をするにはやや性能に不足感があります。オンラインゲーム用です。

ミニPCで画像生成するのであれば、外付けグラフィックボードに対応した機種を推奨します。中国のミニPC専業メーカー、Minisforumの一部のミニPCにはグラフィックボードを外付けできる端子が付いているので、これを活用すれば例えばRTX4060などを接続して画像をポンポン生成することが出来ます。

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ウェブサービスの利用もおすすめ

もっとも、高性能なPCでなくともウェブで利用できるサービスを利用すれば家庭用の「ふつうの」PCでも画像生成を回すことは可能です。Stable Diffusionをウェブで簡単に使えるサービスもあり、私も利用していますが5秒少々でポンポンと画像生成できるので、中途半端な「高性能」PCを買うよりも短時間で生成できます。

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動画生成AI(FramePackなど)

私もウェブサービスでFramePackをイジったことがありますが、画像生成と比較しても生成にかなり長い時間を必要とします。グラフィックボード内蔵のミニPCでは対応は難しく、ミニPCで行うのであれば外付けGPUで高性能なグラボを接続して行うのがおすすめです。

中国のミニPC専業メーカー、Minisforumの一部のミニPCにはグラフィックボードを外付けできる端子が付いているので、これで高性能なGPUを接続して使うのがおすすめです。

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ミニPCの比較はこちら

国内外メーカーのミニPCを見やすい一覧の比較表で比較できます。実機レビューも掲載しているので、ミニPCえらびの参考にしてください。

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