
ミニPC、マウスCAシリーズを使用してこのサイトを3年半以上にわたり制作している私の実体験を紹介します。ウェブサイト制作にもちゃんと使うことが出来ています(2021年6月購入、25年4月記事執筆)
関連記事:ミニPCのスペック一覧比較表
私の使用環境

マウスコンピューターのCAシリーズを2021年6月に購入し、メインPCとして使い続けて3年半以上が経過しました。外出用にノートPCも一台持っていますが、直近3年半はメインPCとしてこのミニPCを使用しています。液晶モニターを2画面接続し、デュアルモニターで使用しています。
用途としてはウェブ制作に使用しており、当サイトも直近3年半はこのマウスCAで制作しています。PhotoshopやEXCEL、最近はAI処理による画像のアップコンバートや、たまに動画編集も行っています。
実証 ミニPCはWEB制作にも使えるのか
結論:問題無く使える
結論として、ミニPCはWEB制作にも問題無く使うことが出来ています。コーディングはもちろん、Photoshopの編集作業や動画編集なども問題無いです。直前まで「大きなデスクトップPC」を使用していましたが、CPUの処理性能も向上していることでより快適に使うことが出来ています。
パソコンとして、WEB制作にも普通に使うことが出来ています。

↑ブラウザ、Photoshop、EXCEL(軽いデータ)、メモ帳を開いた状態でのタスクマネージャー
ミニPCで良かったこと
パソコン本体が一般的なデスクトップPCの10分の1以下の体積しか無いため、デスク周りが広くなり快適になりました。以前の大きなデスクトップPCは床の上に置いて使っていましたが、足元からPCが無くなったことで圧迫感も無くなり、掃除機もかけやすくなりました。
もうすぐ購入から4年を迎えるので買い替えを考え始めていますが、その際は現在のミニPCを下取りに出す予定です。外箱も小さいので気軽に発送出来る点も楽で良いなと感じるところです。外箱の保管スペースも小さく、邪魔になりません。次ももちろん、ミニPCを買います(レビュー目的も兼ねて別メーカーを検討中)

ミニPCではよくなかった点
ミニPCで良くなかった点は以下のとおり。
- 冷却ファンの音が大きい(マウスCAシリーズ特有)
- ストレージが不足した
- マシン上でのAI生成にはやや難
冷却ファンの音が大きかった
私が現在使用しているマウスCAシリーズは冷却ファンの音が大きいです。全てのミニPCの冷却ファンの音が大きいわけではなく、実家用に購入したツクモのMSシリーズなどは無音に近い静かなPCですが、マウスCAは音が大きいです。
不快な音ではない点と、エアコンを使う時期はエアコンの音でかき消されて気にならないものの、ファンの音はやや気になります。
ストレージが不足した

また私はPC上にウェブサイトの制作用の画像・動画データやバックアップデータなどを大量に保存していますが、内蔵ストレージだけでは不足したためスティックタイプの1TBのSSDを常時差しています。
500GB+1TBを内蔵しているので通常の使用であれば問題は無いはずですが、それでも足りなくなってしまいました。ミニPCは追加の内蔵ストレージをSSDしか選択できないケースが少なくなく、大容量のデータを安価に保存するのには向かないケースがあります。一部メーカーのミニPCはHDDを増設出来るので、次回買い替え時はHDDの容量を大きくしたいと思います。
生成AIの使用には適していなかった

この数年で生成AIを利用する機会が増えました。私の場合、記事に挿入するイラストをウェブのAI生成サービスで生成し、その画像をマシン上でアップコンバート(拡大)しています。GPUの性能は一般的なノート・デスクトップPC級なので、処理に時間が掛かる点は不満です。
また、過去にStable Diffusionを使用しマシン上で画像生成を行っていたこともありますが、1枚生成するのに20分掛かる有り様で、この点はグラボ内蔵の高性能PCには及ばない点だと感じます(ミニPCにもグラボ内蔵が登場しつつありますが・・)
Stable Diffusionを使用していた頃は、寝る前に生成を開始し夜通し画像生成していました。CPU使用率100%でほぼ毎晩、2ヶ月近く続けてもミニPCは壊れず使うことが出来ているので、耐久性試験としては良好な結果と言えると思います。
関連記事:グラフィックボード搭載のミニPCの一覧
ミニPCの比較はこちら
見やすい比較表で各社のミニPCを比較できます。
関連記事:ミニPCの一覧比較表