
本体が小さいミニPC。小さくするために価格が高くなっているのか気になるところです。実際に同等スペックのデスクトップPCと比較しながらミニPCの価格感を探ってみます。
関連記事:ミニPCのスペック一覧比較表
ミニPCとデスクトップPCの価格比較
同等性能で揃えた上で価格を比較します。価格は記事執筆時点のものです。
価格が「同等」のケース~ツクモ

ヤマダ電機のPCブランド、ツクモのミニPCを同じくツクモのデスクトップPCと比較した結果はこちら。
ミニPC MS5J-C241 | デスクトップPC RM5J-B241 | |
---|---|---|
CPU/ ベンチスコア | Core i5-14400 26606 | Core i5-14400 26606 |
メモリー | 8GB | 8GB |
ストレージ | 500GB/SSD | 500GB/SSD |
本体価格 | 106,800円 | 106,800円 |
ミニPCとデスクトップPCで「同額」という結果となりました。
本体の大きさは体積ベースで10倍以上の差がある両者ですが、同額で販売されています。
ツクモMSシリーズはデスクトップと同じCPUが採用されているため、ミニPCの中でも性能あたりのコスパに優れています。
関連記事:ツクモのミニPCのスペック一覧比較表
ミニPCの方が割高なケース~マウスコンピューター

私もメインPCとして購入し、このサイトの制作にも使用しているマウスコンピューターのCAシリーズを、同じくマウスコンピューターの同等スペックのデスクトップPCと比較します。
ミニPC マウスCA | デスクトップPC マウスMH-I3U01 | |
---|---|---|
CPU/ ベンチスコア | Ryzen5 7530U 16057 | Core i3-14100 15086 |
メモリー | 16GB | 16GB |
ストレージ | 500GB/SSD | 500GB/SSD |
本体価格 | 129,800円 | 119,900円 |
CPUはベンチマークスコアで同等のものを比較対象としました。デスクトップの方が約7%割安です。
マウスのCAシリーズはノートPC向けの低電圧版CPUを採用しています。低電圧CPUは消費電力が少ない一方で処理性能が落ちる傾向があり、同等の処理性能で比較しようとするとどうしても「割高」になります。
関連記事:【実機購入】Mouse CAシリーズの動画付きレビュー
価格を抑えて購入するなら
低電圧版でないCPUを採用しているミニPCがおすすめ
ミニPCは大きく分けてデスクトップPC向けのCPUと、ノートPC向けの低電圧版と呼ばれるCPUを搭載しているものがあります。
後者は消費電力が少なく、発熱も少ないといったメリットがある反面、同じ価格帯で比較した際に処理性能が低くなる傾向があります。同等の性能を確保するのは、どうしても価格が高くなりがちです。
コスパを重視してミニPCを選ぶのであれば、低電圧版は避けるのがおすすめです。低電圧版はCPUの型番に以下のアルファベットが入っています。
末尾 | 例 |
---|---|
U | Core i3-1215U Ryzen5 7530U |
T | Core i3-8100T |
末尾にアルファベットが付いているものの中には、逆にハイスペックなものもあります。「末尾にアルファベットが付く=低電圧版=処理性能控えめ」ではない点にはご注意ください。
ミニPCの比較はこちら
関連記事:ミニPCのスペック一覧比較表
見やすい比較表でスペックを一覧比較できます。