秋葉原の老舗PCショップで現在はヤマダデンキの傘下にあるツクモのミニPCのスペックを一覧表で比較します。
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ツクモMSシリーズ
ツクモでは現在、MSシリーズをミニPCとして販売しています。MSシリーズは注文時にカスタマイズが可能です。基本スペックと、カスタマイズ可能な部分をそれぞれ解説します。
ちなみに、私もツクモMSシリーズを実際に購入し現在は実家で母が使っていますが音も静かでとてもおすすめのミニPCです。
基本スペック
サイズ | 80(W)x155(D)x155(H)mm |
重量 | 約1.5Kg |
映像出力 | HDMI、D-Sub、DisplayPort USB 3.2(Gen 2) Type-C |
有線LAN | 対応 |
WiFi | オプション |
OS
Windows 11のHomeとProを選ぶことが出来ます。OS無しも選べますがこれを選ぶとPCとして動かないので注意してください。
仕事用でも基本的にはHomeで問題無いです。
Proだとリモートデスクトップといって、別のPC(例えば出先のノートPC)から自宅のミニPCにアクセスし、出先から自宅のパソコンを操作することが出来ます(操作する側はHomeでもよいが、操作される側はProである必要がある)
CPU
MSシリーズで記事執筆時点で選べるCPUとそのベンチマークスコア(性能を示す指標-数字が大きいほど高性能)を一覧にまとめました。
型番 | Passmarkスコア | 参考価格 | 備考 |
---|---|---|---|
Core i7-14700 | 47055 | 134800円 | |
Core i5-14500 | 32011 | 114800円 | |
Core i5-14400 | 26606 | 106800円 | |
Core i3-14100 | 15391 | 92800円 | |
Core i5-13400 | 23255 | 99800円 | 旧モデル |
価格はベンチマークスコアと比例しており、性能が高いものほど本体価格も高くなります。
一般家庭でネットサーフィンやメール、動画鑑賞に使う分にはCore i3モデルで問題なくサクサク使える性能です。PC環境は年々重くなっていく傾向もありますが、Core i3モデルでも一般家庭では5年後も快適に使えるでしょう。
お仕事用でWord、EXCEL、Photoshopなどを使う機会がある場合はCore i5がおすすめです。
メモリー
容量 | 参考価格 | 備考 |
---|---|---|
64GB | +40700円 | |
32GB | +19800円 | 仕事にも使うPCにおすすめ |
16GB | +9900円 | 家庭用におすすめ |
8GB | – | 標準 非推奨 |
メモリーは標準だと8GBですが、これだと少なすぎるので16GB以上に増やすことをおすすめします。家庭用のPCでネットサーフィンやメール、動画鑑賞といった用途でも長く使うことを考えると16GBがおすすめです。家庭用PCではCPUにお金を掛けるよりもメモリーを16GB以上に増やすことの方が重要です(Core i3でも家庭用なら十分) ウィンドウやブラウザのタブ、ソフトを同時にいくつも立ち上げる方やゲームをプレイする方には32GBがおすすめです。
お仕事にも使うPCではメモリーは32GB以上がおすすめです。私は2021年に購入したミニPC(別機種)のメモリーが16GBでこのサイトの制作などを行っていますが、メモリーが不足して動作が重くなることがあるので32GBにしておけばよかったと後悔しています。
記憶媒体(SSD)
データを保存できる容量を選ぶことができます。標準だと500GBのSSDになっています。
現在お使いのPCの容量を確認し、それを基準に選んでください。データ容量は年々増大していく傾向があるので、ある程度は余裕を持たせておいた方がいいです。
なお、不足した場合はスティックタイプのSSDを挿したり、スペースを取ってしまうのでミニPCでは本末転倒感もありますが外付けハードディスクなどで対応することも出来ます。
私はサイトの作成用のデータなどで容量が不足したため、1TBのスティックタイプのSSDを常時挿してミニPCを使っています。1万円しない価格なので後から簡単に追加できます。
VESAマウントキット
モニターの背面にミニPC本体を取り付けるための専用の部品です。モニター背面にミニPC本体を取り付ける予定が無いのであれば、必要ありません。取り付けはプラスドライバー1本で簡単にできます。
モニター側もVESAに対応している必要があります。多くのモニターは対応していますが、よく確認してから注文することをおすすめします。
デスクの上がかなりすっきりするので、おすすめです。
デメリットとしてはUSB端子などが見づらくなるので、頻繁にUSBを使う方にはUSBハブなどを接続することをおすすめします。
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