私はスティックPCを2015年の夏に購入し、現在も主に動画鑑賞に使っています。実際に4年使って感じたこと、買う前に不安だったことなどを体験談としてご紹介します
月数回しか使わないけど便利
私はスティックPCを買ってから、現在まで月数回程度しか使っていないです。頻度は少ないですが、地味に使い続けていますし、値段を考えれば「いい買い物」だったと思っています。
動画を観るのに便利
私のスティックPCの主な用途は、動画鑑賞でした。
見逃したドラマを「TVer」で観たり、退屈なテレビ番組しか放送していない日曜の午後などに、TVerやAmazonプライムビデオなどで動画を観ています。
テレビに接続してネットの動画コンテンツを利用出来るので、家族で動画鑑賞出来るのがスティックPCの良いところだと思います。
ただ、最近はChromecastを買ったので動画鑑賞はもっぱらこちらでやっています。動画を観るだけならスティックPCよりも便利だと感じます。
たまにしか使わない弊害
月数回しか起動しない「弊害」もあります。
動画を見ようとしてスティックPCを起動すると、Windows Updateが始まってしまうことがあります。あまり性能が高くないので、Windows Updateが裏で動いていると、動画の再生も途切れになってしまうので、それが大きな不満に感じます。
買う前に不安だったこと
続いて、スティックPCを購入する前に不安に感じていたことを、実際に使ってみた感想を交えながら解説していきます。
ちゃんと動作するのか
私が持っているMS-NH1は、Atom Z3735Fにメモリー2GBという「最低レベル」のスペックです。なので、実際に使ってみるまでは「ちゃんと使えるのか?」という不安を抱えていました。
実際に使ってみると、快適とは言えないものの実用的なレベルで動作しているので、少なくとも私の用途(動画鑑賞)では許容できるレベルでした。ネットサーフィンは正直微妙ですが。
また、購入当時はスティックPCの熱暴走が話題になっていたので、暑い部屋での連続使用も不安でした。実際に使ってみると、夏も2回乗り切っていますが特に問題はありません。
レビュー用にお借りしたMS-NH1(ファンレス)は起動して30分も経つと目に見えて動作が低下し、使い物にならないレベルでした。ファンレスのスティックPCが熱に弱いのは、間違いないでしょう。
一方、ファンが付いているスティックPCであれば、どの機種でも特に問題は無いです。レビュー用に5機種ほど触っていますが、どれも長時間連続稼動でも問題なく使えました。
32GBの容量で大丈夫なのか
ストレージが32GBしか無いと、Windows Updateで埋まっていくのではないかという不安もありました。
私は最低限のソフト(Firefox、セキュリティソフトくらい)しかインストールせず、動画や音楽なども保存せずに使っています。その上で、Windows
Updateはしっかりと自動更新で適用していますが、現在のところ空き容量は12.3GBとなっており、全く問題ありません。
購入当初の空き容量は20GB近くあったような記憶があるので、容量が埋まっていっているのは否定できません。が、スティックPCの耐用年数を考えれば何の問題も無いでしょう。
データはクラウドストレージのOne Driveか、micro SDに保存するのがおすすめです。
耐久性は大丈夫なのか
1年半の使用ですが、今のところ何の問題も見られません。
まあ、使用頻度も少ないですからね。
買ってから不満に感じたこと
不満が無いわけではないです。
やっぱり性能が・・
使えないレベルではありませんが、Atom Z3735Fにメモリー2GBではストレスを感じる場面も少なくありません。動画を観るくらいなら許せなくもないですが、ネットサーフィンは・・ 私は勘弁です。
レビュー用にお借りしたDG-STK4D(Atom x5-Z8550 メモリー4GB)なんかは、ネットサーフィンも快適に使えるレベルだったので、次はDG-STK4Dあたりを買いたいです。もしくは、小ささを捨ててLIVA Zも良いですね。
タッチパッド操作は微妙
スティックPC本体の問題ではなく、周辺機器の問題です。
私はタッチパッド付きのキーボード(BSKBB23BK )をBluetoothで接続して使っています。キーボードにタッチパッドが付いているので、マウスが不要で操作できます。
ただ、やはりこのタッチパッド操作がどうにも使いづらいです。マウスの方が間違いなく使いやすいです。また、Bluetoothの感度の問題で、食卓テーブルの上に置いて操作しようとすると、上手く反応しないこともあります。
ドラマや映画を観る分にはこれでも大きな問題にはなりませんが、バリバリ使うなら専用のアダプター(ロジテックのUnifyingみたいな)を使うタイプの無線マウスとキーボードの使用をおすすめします。