Google検索で「ミニPC」と入力すると「やめとけ」という検索候補が表示されます。ミニPCという新しいジャンル?の製品に対して不安を持っている方が多く検索しているのではないかと思いますが、実際にミニPCを仕事でも使うメインPCとして使用している私が、「よくある誤解」にお答えしていきます。

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「やめとけ」と言われがちなポイントと「実際」

性能が低い?

ありがちな疑問、不安な点が性能です。例えば自動車の場合、大きさとエンジンの馬力はある程度比例しています。ミニPCはその小ささ故、性能が低いと思われがちです。

ですが実際には、平均的な「大きなデスクトップPC」と遜色無いです。機種にもよりますが、デスクトップPC用のCPUを搭載しているミニPCも多く、使用している部材が同じなので性能も同じというわけです。

ただし、3Dゴリゴリのゲームをプレイしたり、あるいはマシンで処理する生成系AIを使うにはミニPCは向きません。ミニPCは本体が小さいため、グラフィックボードを内蔵することができません。そのため高度な処理能力を必要とする作業には適さないと言えます。

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とはいえネットを閲覧したり、動画ストリーミングで動画鑑賞をするといった一般家庭で一般的に行われている作業に対しては、一般的な大きなデスクトップPCと同様に対応することが出来ます。

私はこのサイトもミニPC(マウスCAシリーズ)を使って制作しており、ExcelでデータをまとめたりPhotoshopという画像編集ソフトも毎日使っていますが、ストレス無く使うことが出来ています。

熱に弱い?放熱性はどうか

本体が小さいため、熱がこもりやすいのではと不安を覚える方も多いと思います。

実際、ミニPCを長時間使っていると本体が熱くはなりますが、それで処理落ちすることは無いです。過去にミニPCで画像生成AIを動かしていたことがありますが、一晩にわたりCPU使用率100%で連続稼働し続けるとCPUの温度は90度まで上昇しますが、その直後でも問題無く動作しますし処理を停止すれば温度はすぐに低下していきます。

これまで実機テストした中では、金属製の筐体のミニPCは本体が「熱くなる」ことすら無く使うことが出来ます。3Dゲームのベンチマークテストを数回連続で起動しても、温度は安定していました。

耐久性が低い?壊れやすいのか

耐久性が低いのか、という点ですがこの点に関しても一般的なパソコンと遜色無いと思います。

ミニPCはデスクトップPC用の部材(CPU等)を流用しているものと、ノートPCやモニター一体型PCと部材を共有しているものとに別れます。ノートPC系は筐体が樹脂製であることが多く、若干本体が熱くはなりますがこれは一般的なノートPCと同様の熱の持ち方です。

デスクトップPC系のミニPCは筐体が金属製であることが多く、長時間連続で使用しても本体が熱くなることは無いです。一般的なデスクトップPCよりも、若干温かいかなという程度の熱の持ち方です。

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使ってみて不満に感じた点もある

静音性で劣る機種もある

一部の機種は静音性で劣ります。私が使っているマウスCAシリーズです。

冷却ファンの径が小さく、また吸気・排気口も小さいためどうしてもファンの風の音が大きく聞こえます。もう既に3年近く使っているため今は慣れて気にならなくなりましたが、初めて使った時は「えっ?」と思いました。この点は実機レビューにも記載しています。

ただし、全てのミニPCの静音性が悪いわけではなく、主にデスクトップ用の部材を使っている機種は静音性が高く、ほぼ無音です。ノートPC用の部材を流用しているミニPCは静音性に劣る傾向があります(その分、本体がより小さく、消費電力も小さいというメリットも)

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