プログラミングや株式・為替トレードなどPC作業の効率を高めるトリプルディスプレイ。実はミニPCでもトリプルディスプレイ対応のモデルが一部存在します。この記事ではトリプルディスプレイに対応したミニPCを紹介します。
トリプルディスプレイ対応のミニPCの一覧
ツクモMSシリーズ
ヤマダ電機系のPCショップ、ツクモのMSシリーズは小さな本体ながらも映像出力系の端子を背面に4つそなえており、トリプルディスプレイどころか4ディスプレイまで対応しています。
本体は一般的なデスクトップPCと比べて圧倒的に小さく、それでいて使用しているCPUはデスクトップPC用なので処理性能はデスクトップPCと遜色ありません。実際に私も購入して使用していますが、放熱性も高いので安定した稼働が可能です。
株式トレードやプログラミング程度の利用であれば対応できるスペックです。グラフィックス系は非ゲーミングデスクトップPCクラスなので3D処理を必要とするゲームなどには向きません。
関連記事:ツクモMS3J-B210/Tの実機レビュー(CPU違いの旧型番)
サイコムSPXシリーズ
埼玉に本社を置くPCメーカー、サイコムのSPXシリーズは映像出力系の端子を3つそなえており、トリプルディスプレイまで対応可能です。
CPU内蔵グラフィックスではありますが、グラフィックス性能に定評があるRyzenシリーズの上位モデルも選ぶことができ、3Dゲームのプレイにも対応できるミニPCです。
Minisforum UM760 Slim
中国のミニPC専業メーカー、MinisforumのミニPCはトリプルディスプレイに対応したモデルが多いです。国内メーカーとは異なり、HDMI+DisplayPort+USB4という構成なのでお手持ちの液晶モニターが対応しているか注意して確認してください。
中国メーカーですが日本国内向けは技適マークも取得しており、もちろん日本語版OSなので問題無く使うことが出来ます。カスタマイズの幅が狭いことと納期が長い点はデメリットですが、国内メーカーより価格が全体的に安く、高性能なCPUを選べるメリットがあります。
ミニPCでトリプルディスプレイは「大丈夫」なのか
シングルモニターよりもPCへの負荷が大きいトリプルディスプレイ。小さなミニPCでは処理性能の面で力不足なのではないかと不安を覚える方もいると思います。
私はこのサイトの製作も含め、普段のPC作業をマウスCAシリーズ+デュアルディスプレイで3年以上行っていますが、デュアルディスプレイでも問題無くサクサク使うことが出来ています。マウスCAはノートPC用のやや処理性能が低いCPUを使用していますが、それでもデュアルディスプレイに問題無く対応することが出来ています。この記事の前半で紹介したミニPCはより高性能なCPUを搭載しているので、トリプルディスプレイにも問題無く対応できるでしょう。
ミニPCは本体が小さいだけで、CPUなどはデスクトップPCと同じものを使用しているモデルもあります(一部機種はノートPC用のCPU) なので小さいからといって性能で劣るわけではありません。GPU処理を必要とする3Dゲームなどのプレイなどをしない限りは、性能面で不満を感じること無く使うことが出来ます。