
ミニPCでもPhotoshopは快適に使えるのか。ミニPCをメインPCとして使用して4年になる私が解説します(このサイトもミニPC「マウスCAシリーズ」で制作中)
関連記事:ミニPCの一覧比較表
結論:ミニPCでもPhotoshopは快適に使える
私の使用環境

機種 | マウスコンピューター CAシリーズ |
CPU | Ryzen5 4500U |
メモリー | 16GB |
マウスコンピューターのミニPC、CAシリーズを2021年6月からメインPCとして使用し、記事執筆時点で4年になります。持ち運び用にノートPCも持っていますが、過去4年はこのサイトに制作作業の98%以上をミニPCで行っており、Photoshopも毎日のように使用しています。
問題無く使用出来ている
サイトの挿絵やOGP画像の作成のためにPhotoshopを日常的に使用していますが、問題無く使うことが出来ています。画像の書き出しもOGP程度のサイズであれば一瞬に近いタイムで書き出しが完了します。
フリーズすることも無いですし、何の問題も無く使うことが出来ています。
ただし私が使用しているのは2021年の最新機種で、当時のCPUを搭載しているものです。Passmarkのベンチマークスコアは10778と、2025年現在のCPUと比較すると性能面で見劣りします。2025年モデルのマウスCAシリーズのCPUのベンチマークスコアは16057なので、性能差は大きいです。
メモリーは32GB以上が安全
Photoshopを立ち上げるとメモリーの使用量が2.2GB以上増えるので、メモリー16GBではやや心もとないです。ブラウザを開きつつ、Youtubeの動画を再生しながらエクセルも開きながらPhotoshopを操作するとメモリーを使い切ってしまいそうになる場面も見られます。
次回買い替える際は32GBで購入する予定です。ミニPCでもメモリー32GBを選べる機種が多いです。Photoshopを日常的に使用するPCではメモリーは32GB以上を推奨します。
Photoshop作業におすすめのミニPC
Photoshopを日常的に使用するのにおすすめのミニPCを実機レビューもふまえて紹介します。
ツクモMSシリーズ

秋葉原の老舗PCショップで現在はヤマダ電機のブランドになっているツクモのミニPCです。私自身も実家用に1台購入し、稼働中です。
ミニPCではノートPC向けの低電圧版と呼ばれるCPUを採用しているものが多いです。低電圧版(型番の末尾がU)はノートPCに最適化されており消費電力が小さい反面、処理性能でやや劣ります。ツクモMSシリーズはデスクトップ用のCPUを採用しているため、性能あたりの価格が安く「コスパが良い」です。

また静音性がかなり高い点と、オプションのVESAマウントキットを利用すると液晶モニターの背面に取り付けられる点もおすすめポイントです。Photoshop作業に使うのであればCore i5以上、メモリー32GB以上を推奨します(Core i3でもちゃんと使えます)
関連記事:ツクモMS3J-B210/Tの実機レビュー(CPU違いの旧型番)
サイコム SPXシリーズ

埼玉県に本社と工場を置くBTOのPCメーカー、サイコムのミニPCです。サイズは上で紹介したツクモMSシリーズと同等です。
Photoshopだけでなく動画編集も日常的に行う場合は、サイコムのSPXシリーズのRyzen採用モデルがおすすめです。Photoshopの使用にあたっては特にグラフィックス性能の高さは求められない一方、動画編集作業では特に書き出し作業の速さがグラフィックス性能に左右されます。RyzenシリーズはIntel Coreシリーズよりグラフィックス性能が高いので、動画の書き出し作業がより快適です。
CPU | ベンチマークスコア |
---|---|
Core i5-14400 | 1583 |
i7-14700 | 1887 |
Ryzen 5 8600G | 5815 |
Ryzen 7 8700G | 7051 |
オプションのVESAマウントキットを使うことで液晶モニター背面に取り付けて使うことも可能です。
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