無名ブランドを中心にミニPCでも搭載例が増えているIntel N100プロセッサー。ではN100搭載のミニPCはどのような用途で使えるのか、過去に同等性能のPCを使っていた経験をふまえて詳しく解説します。

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Intel N100とは

とにかく消費電力が小さい

Intel N100は省電力なCPUです。主にタブレットや安価なノートPC、ミニPCのエントリーモデルで採用が増えています。

とにかく消費電力が小さいのが特徴で、バッテリー持ちが重要になるモバイル端末(ノート、タブレット)に適したCPUと言えます。また消費電力が小さいのと表裏一体で発熱も少ないため、ミニPCでは冷却ファン無し(ファンレス)でも組み込みやすい利点があります。

2017年頃のベーシックなPCと同等性能

現在はタブレットや安価なノートPC、ミニPCのエントリーモデルに組み込まれることが多いN100ですが、その性能は2017年頃のCore i5シリーズと同等です。Passmarkのベンチマークスコアを比較します。

CPUPassmarkスコア
Intel N1005346
Core i5-6600
私の16~21年のメインPC
6069

ちょうど私が2016年に購入し、2021年までメインPCとして使用していた「大きな」デスクトップPCが搭載していたCPUがIntel N100と同水準でした(メモリーは8GB)

あれから時間が経っていますが、余裕のあるスペックとは言えないものの、現在もライトなユーザーのメインPCとしては「使える」レベルと言えます。

↑左PCがN100と同等のCPUを搭載した2016年購入のPC

Intel N100にできること

軽いネットサーフィン、メール、動画視聴など

Intel N100にメモリーが8GB以上あれば、ライトなPCユーザーが軽くネットサーフィンをする程度の使い方であれば「使える」レベルではあります。今どきほとんど無いですが、メモリーが4GB以下だと何をするにも厳しいですがこれはN100以外のCPUでも同じことです。

タブを大量に開いたり、動画を同時に再生するような使い方ではフリーズする場合もありますが、ライトなユーザーが軽くネットサーフィンをする、動画視聴をする程度の使い方には対応できると言えます。

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Intel N100にできないこと

3Dグラフィックを使用したゲーム

3Dグラフィックもりもりのゲームには適していません。ブラウザでプレイするテトリス程度の軽いゲームなら問題無く遊ぶことができますが、オンラインゲームの中でも軽量なドラクエX程度でも「やや苦しい」レベルです。

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長く使うのは厳しい

ウェブサイトやソフトウェアは年々、ヘビーになっていくのがPCの歴史です。そのため、5年前に快適に動いたPCも5年経てばやや動作が重く感じるものです。

私のPC遍歴を振り返っても、2010年に購入したPCが搭載していたCPUのベンチマークスコアは2000台でしたが、2016年に購入したPCは6000台、2021年に購入したミニPCは10000台です。

N100は現時点ではネットサーフィンなどに「ライトに使える」スペックですが、5年後にはやや苦しくなっているでしょうし、10年後にはかなり厳しくなっていると思います。価格も安い必ずしも割高というわけではありませんが、長く同じモノを使いたいならもう少しスペックの高いPCを買ったほうがいいです。

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N100に適した使い方

PCを毎日使うわけではない人のメインPCに

N100搭載モデルは価格が安いです。また、ライトユーザーが一応使える最低限のスペックなので、PCを「毎日使うわけではない」ライトユーザーに適していると言えます。

毎日何時間も使うPCであれば、もう少しお金を出して快適に使えるものを選んだほうがコスパが良いですが、週に数日あるいはそれ以下の頻度でしか使わないのであれば、価格が安いPCを選んだほうが良いです。

ミニPCの比較はこちら

メインPCとして、しっかり使えるスペックのミニPCは以下の記事の比較表で比較できます。

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