一般家庭で使いやすい、インテルCore i3を搭載しているミニPC(超小型PC)を紹介します。選び方の注意点も。

Core i3搭載でおすすめのミニPC

Core i3を搭載したミニPCは数多くありますが、その中でもおすすめできるミニPCを紹介します。他の機種はミニPCの比較表にて紹介。

ツクモ MSシリーズ

ヤマダ電機系のPCショップ、ツクモのミニPCです。Core i3-9100(passmarkスコア6720)を選択できます。

標準構成(メモリー4GB、240GBのSSD)では税込みで6万円を切る価格、メモリーを8GBにしても6万円を少し超える「低価格」なミニPCです。低価格ですが、一般家庭の通常の使用(ネットや動画再生、メールなど)でストレスを感じることの無い性能です(注文時にメモリー8GBを選択すると、なお良い)

同タイプの実機を以前テストした際は、静音性が高く静かであった点も魅力だと感じました。液晶モニターの背面に取り付けることも可能です。

CPUCore i3-9100
Passmarkスコア6720
メモリー4GB
ストレージ240GB/SSD
参考価格58800円

フロンティア CDシリーズ

同じく、ヤマダ電機系のPCショップ「フロンティア」のミニPCです。

上で紹介したツクモより更にもう一段ハイスペックで、価格も少し高くなりますが、それでも6万円台という低価格。一般家庭での使用では、標準構成でもストレスなくサクサク使えるマシンです。

5年、あるいは7年と長く使うのであれば、こちらのPCの方がより適していると思います(PCは年々性能が向上するため、それにあわせてWebやソフトウェアもどんどん重くなっていく)

CPUCore i3-10100
Passmarkスコア8987
メモリー4GB
ストレージ240GB/SSD
参考価格58800円

Core i3ミニPCを選ぶ際の注意点

一般家庭に「最適」といえるCore i3

一般家庭で使用するPCとしては、現在は「Core i3がベスト」と言えます。

一昔前まではCore i3といえば、やや性能が劣るイメージがありましたが、CPU全体の性能が年々向上しているため、Core i3でもネットサーフィンや動画再生といった、一般家庭での一般的な用途でストレスを感じる場面はほぼ無いと言えます。

ただし、Core i3でも古い型番のモデルなどは、性能が低いため注意が必要です。一般家庭で使うのであれば、Passmarkのベンチマークテストのスコアが4000程度を「下限」として検討することをおすすめします。長く、快適に使うことを考えると、6000は欲しいです。

「末尾U」はコスパが悪い

Core i3シリーズの中でも、型番の末尾が「U」となっているものがあります。Core i3 10100Uなどがそうです。

この「末尾U」は、ノートPC向けのCPUで、消費電力が少ない利点があるCPUです。しかし処理能力が低いため、価格あたりの性能が低く、コスパが悪いと言えます。

消費電力が小さいため電気代はわずかに安くはなりますが、とはいえ同じ性能を求めようとすると本体価格が大幅に(数万円単位で)高くなってしまうため、ミニPCでは末尾Uは候補から外すべきです。

ちなみに、Core i3-10100のベンチマークテストのスコアは8987、それに対しCore i3-10100Uのスコアは4099と、全く別物の性能です(4099もあれば、一般家庭では問題無く使えますが)