ミニPC、マウスCAシリーズをメインPCとして使用して3年が経過した私が、ミニPCを買って「後悔」した点をまとめます(このサイトもミニPCで制作しています)
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ミニPCを使ってみて後悔した点
ファンの音がやや大きい
購入した当初からの第一印象としてやや不満に感じているのが、ファンの音です。
私が使っているマウスCAシリーズの場合、ファンの音が使用中ほぼずっと耳に届きます。デスクトップPCでファンの音が気になったことは無いので、この点はやや不満に感じているところです。ファンの音がうるさすぎるとか、嫌な音質の音が聞こえてくるということはありません(過去にレビューした機種の中では嫌な高音が混ざるミニPCもあった)
ミニPCでも例えばツクモのMSシリーズなどはデスクトップPCと遜色ない静音性なので、この点は機種によっても差があります。マウスCAシリーズはファンの音が大きいです。
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ストレージが足りなかった
私が使用しているマウスCAは1TBと500GBのSSDを搭載しており、一般家庭での通常の使用であれば特に問題無いというか、十分すぎる容量があります。
ですが私はこのサイトの更新などのために大量の写真や動画、あるいはサイトのデータのバックアップを保存しているため、ミニPCを使い始めて約2年半でストレージに余裕が無い状況となってしまいました(外付けHDDは普段遣いしていません)
デスクトップPCであれば2~3TBのハードディスクを追加で搭載することも容易ですが、ミニPCの場合はSSDのみという制約がある場合が多く、コスト面でも大容量のストレージを選択することが難しいという事情があります(SSDよりHDDの方が容量あたりの単価が安い)
私は対策としてUSBタイプのSSD(容量1TB)を本体に挿して使っています。見栄えは悪いですが、これで当面は問題無く使えそうです。バッファロー製1TBで約9000円、Amazonではノーブランドの1TBのSSDが3千円程度で売られています。BTOパソコンで購入時にSSDを増量するよりも安上がりなのは、むしろ利点と言えるかもしれません。
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画像生成AIを動かすのに難があった
Stable diffusionを使用してマシン上で画像生成AIを使用し、画像を生成するのに一時没頭していました。ですがグラボ非搭載のミニPCでは、1枚の画像を生成するのに約20分という長い時間が掛かり、本体も発熱していました。1枚作るのに20分も掛かっていては、「呪文」を試行錯誤しながら改善していくことも難しく、断念しました。
ミニPCではグラフィックボードを搭載することが基本的に出来ないため、画像生成AIをマシン上で動かしたり、グラフィックスをバリバリ使うヘビーな3Dゲームをプレイすることには向かないと言えます。
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最近、動画編集も行っていますが30秒程度の動画の書き出しに1分以上の時間が掛かる点もやや不満ではあります。高性能なグラフィックボード内蔵のデスクトップPCであれば、より短時間で作業が完了します。2023年12月に登場したインテルのCore Ultraでは、画像処理性能が従来のCore iシリーズと比較して大幅に向上しているようなので、Core Ultra搭載のミニPCが登場すればこの辺りの不満も多くは解消できると思います。
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全体としては概ね満足
以上のような不満点はあるものの、本体が圧倒的に小さい点は何にも変え難く、またウェブサイトを作成する程度の使用(Photoshopなどのソフトも使う)であればミニPCは何も問題なく使用できるため、次に購入するのも間違いなくミニPCです。ちなみに実家で母が使っているPCもこの10年近く、ずっとミニPCです(上の写真のツクモMSシリーズは現在実家で稼働中)
ゲームをプレイするとか、マシン上で画像生成AIを使うといった用途が無く、一般家庭での平均的な用途、あるいは一般的な事務系のお仕事用パソコンとしてミニPCは十分「合格点」だと思います。
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