一般のデスクトップPCと比較して圧倒的に小さな「ミニPC」ですが、重さはというと想像よりも意外と大きなものが目立ちます。ミニPCの重量について、詳しく解説します。
ミニPCの重さは何Kg?
まずは実機のスペックや、実際に使ってみて感じた点を詳しく解説していきます。
本体の重さは
ミニPC本体の重さは、機種によっても様々ですがPCとして問題無く使えるスペック(ノートPC級~デスクトップPC級)のものに限ってみると、1~2Kg程度のものが多いです。
一般的なデスクトップPCは、コンパクトなスリムタイプでも7Kg程度あるのが一般的です。それと比べるとミニPCは圧倒的に軽量と言えます。
意外と小さくない付属品
ミニPCを実機レビューしてみて、本体が小さく軽量な分「付属品」の大きさや重量が気になることがしばしばありました。
PCを使う上で必ず必要となるのが電源ケーブルとACアダプターですが、ちゃんと使えるスペックのミニPCのそれらは、通常サイズのデスクトップPCと遜色ないです。ミニなのは本体だけで、ACアダプターはミニではありません。
例えば本体重量が1.35Kgのmini RegulusのACアダプター+電源ケーブルは実測で合計649gありました。ACアダプターはレンガほどの大きさ・重さがあります。
ただし、タブレット相当のミニPCはACアダプターも含めてタブレットやスマホのものと同等の大きさで、本体+電源ケーブル類の合計でも1Kgに満たないものもあります。
日常的な持ち運びには・・
本体が1.35Kg、電源ケーブル類が650gとなると、それらを合わせると合計2Kgになります。そのほか、マウスやキーボードとモニターも必要となります。
本体だけであればカバンにも入る大きさ・重さですが、日常的な持ち運びを考えるとノートPCなどの方が良いのではないか、と思います。
本体が軽いミニPCの一覧
軽さとPCとしての性能を両立させるなら
ヤマダ電機子会社のツクモが販売しているNC3J-A200/Tは実測で700g程度と、カバンに入れて持ち歩ける重量・サイズ感のミニPCです。出先にモニターとキーボード、ディスプレイ、マウスがあればどこでも同じ環境で作業が出来ます。
平均的なノートPCと同等の性能なので、ネットサーフィンや動画鑑賞といった一般的な家庭でのPCのニーズは十分満たせるほか、文章作成やEXCELの編集といった業務用用途にも対応できるスペックです。
標準構成ではメモリーが4GBなので、より快適に使うには注文時に8GBに増量するのがおすすめ。8GBを選んでも7万円でお釣りが来る価格です。
とにかく「軽さ」を求めるなら
性能はある程度犠牲にしても、とにかく軽さを追求したい人にはLIVA Q2がおすすめです。
わずが260g、宝石箱ほどの本体の超小型PCです。ACアダプターもスマホやタブレット級の小さなものを使っています。
性能はタブレットや低スペックなノートPCと同等。ライトユーザーが簡単なネットサーフィンや動画鑑賞、あるいはメールのチェックをする程度ならOKかなという感じのレベルです。